2024年の現在、NISA(少額投資非課税制度)には、一般NISA、積立NISA、ジュニアNISAの3つの種類があります。それぞれの制度で年間投資できる金額について説明します。
一般NISA
一般NISAは、株式や投資信託に投資し、その配当金や売却益が非課税になる制度です。
- 年間投資上限額: 120万円
- 非課税期間: 最長5年間
積立NISA
積立NISAは、積立型の投資信託に投資し、その配当金や売却益が非課税になる制度です。
- 年間投資上限額: 40万円
- 非課税期間: 最長20年間
ジュニアNISA
ジュニアNISAは、未成年者を対象とした制度で、親や祖父母が代わりに口座を開設して運用します。2023年をもって新規口座開設が終了し、既存のジュニアNISA口座のみが運用可能です。
- 年間投資上限額: 80万円
- 非課税期間: 最長5年間(18歳になる年の前年の12月31日まで)
2024年のNISAの変更点
2024年からNISA制度に大きな変更が予定されています。主な変更点は以下の通りです。
- 恒久化: NISA制度が恒久化され、一時的な制度から恒久的な制度に変更されます。
- 投資枠の拡大: 新NISAの年間投資上限額が引き上げられます。
- 新NISA: 新NISAとして成長投資枠と積立投資枠の2階建て構造が導入されます。
新NISAの概要(2024年以降)
2024年から新たに導入される新NISA制度では、成長投資枠と積立投資枠の2階建て構造が採用され、年間投資上限額が大幅に引き上げられます。
- 成長投資枠: 年間240万円まで
- 積立投資枠: 年間120万円まで
- 合計投資上限額: 年間360万円
まとめ
2024年の現在、NISAを行う場合の年間投資上限額は以下の通りです。
- 一般NISA: 年間120万円
- 積立NISA: 年間40万円
- ジュニアNISA: 年間80万円(新規口座開設は終了)
2024年から導入される新NISA制度では、成長投資枠と積立投資枠の合計で年間360万円まで投資が可能になります。これにより、より多くの資金を非課税で運用できるようになります。NISA制度の変更点を踏まえ、自分の投資スタイルや目標に合った枠を活用して、賢く資産形成を行いましょう。